「いただきます」の意味

食事の時に皆が言う
「いただきます!!」という言葉の本当の意味はなんでしょう?

良く言われるのが
「作ってくれた人に対してのありがとうの意味」
「食べさせてもらえる親に対してのありがとうの意味」等々

本当の意味とはなんでしょう?
諸説ありますが

国語の文法で言うと
「いただきます」は、「もらう」や「受ける」の謙譲語になります。
ですから、食事をだして頂いた「お母さん」や「店員さん」を謙譲する意味
もあるのですが、もうひとつ大事な意味があるんです。

仏教では、食事と言うのは食材となっている
「お米や野菜」や「牛や豚」の植物・動物の「いのち」を頂いています。

本来省略しないでいうと
「あなたのいのちを、私のいのちにさせていただきます」という事です。

では食事の最後に言う
「ごちそうさま」はいったいどういう意味があるのでしょうか?
「ごちそうさま」「御馳走様」と書きます。
「馳走」というのは「走り回る」という意味で、それを丁寧に「御」という
付けている訳です。

つまり、この食材や料理をつくる為に沢山の方々が
「走り回って」くださったわけです。
その「もの」や「人」に感謝する為に心を込めて
「様」までつけているというわけです。