霊柩車を見ると親指を隠さないと
「親の死に目に会えなくなるぞ!」
という話があると思います。
諸説ありますが
「親が早く連れて行かれる」と言う意味でしょうが
大抵親は
「先に逝きます」
何故こんな事が言われるようになったかと言うと・・
2つありまして
地口(ジクチ:駄洒落の一種と見なすことができる言葉遊び)
というのが一つと
叉手(サシュ:親指を見せずに手を組む合掌に次ぐ礼法)
でしょうか。
昔から葬列(お葬式の列)は神聖な物、仏様ですから「偉い!」ということですね。
そういう列を見たら敬意を払いなさい→叉手→親指見せない。
という2つの例があります。
ちなみに大正期に霊柩車が出たようですが、その前は?
と言う事で調べてみましたら
「葬列を見たら親指を隠す」というような形だったようです。
他にも地域で色々な風習や慣例がありますが
例えば
・夜道を歩くとき親指を中側に握ると狐に化かされない。
・親指を握ると疫病にならない。
他にも親指を握りこむととてつもない効果があるようです。
他にも諸説ありますが・・
江戸時代は霊魂が親指の爪の間から出るので
葬列を見たら隠した方が良いという事もあったよ