お経とはいったいなんなんでしょう?
呪文?お祈り?必要?
何であるのでしょう?
ザックリある説のお話になりますが
「色々な分野で規則や根拠をまとめた書籍・典籍」です。
その為、書いてある内容は仏教だけには留まりません。
例えば・・
四書五経・・四書は「論語」「大学」「中庸」「孟子」
五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」と言って
武士の教養だった内容で儒教の教えだったりします。
元々仏教の経典は、仏の教えが説かれたものという事で
仏説で始まるのがとても多いです。
お釈迦様が開祖になるので、お釈迦様が説かれた事を
亡くなった後にまとめたのが始まりであると言われています。
元々、お釈迦様は経典を書かずに口伝で伝えておりませんでしたので
実際お釈迦様は書いておりませんでした。
お釈迦様が亡くなった後に弟子たちが確認し合って
仏教の経典を作成しました。
(ちなみに歴史が変わるにつれて、内容も変わることがあったようです)
それ以外にもお釈迦様以外にも
天才や秀才が居ましたが、その優れた人達の教えも入ってきました。
お釈迦様だけではなく、他の方達の言葉も経典に入ってきました。
そういう経典を昔の人達が持って来たのですが
他にも「各宗派の開祖」も色々な大事な事を書いたりしています。
なのでインドだけでは無くて「日本独自の経典」もあります。
さて、
ではなんで仏事においてお経を唱えるのか?というと
お釈迦様が開祖として初めて
色々な大事な事が書かれた経典を読んで、みんなで聞き確認し
信仰を一緒にしましょう・・と言う事では無いでしょうか?
(諸説ありますし、導師に違う!!と言われる可能性もありますが・・)
供養とは「共に生きるという意味」だと感じて頂ければ幸いです。
私も最初は「お経は呪文のようでわからない・・」と思いましたが
勉強していくと「そういう事を言っていたのか!!」という事が多々あります。
地元のお寺のご住職に質問してみるとしっかり教えてくれると思います。
勿論、菩提寺さんに効けば喜んで教えて貰えると思います。
有名な「般若心経」ではどういう事を言っているかと言うと・・
(ザックリですよ、あくまでザックリですが)
前半部分は「教え」の部分で
後半部分は「お祈り」に分かれています。
前半部分では
式即是空 空即是色(しきそくぜくう しきそくぜしき)
ありとあらゆるものは固定的な実態が無くて「空」という性質をもっていて・・・
移ろいゆくもので、物体が全く変わらないというものはこの世界に存在しない・・
(かなり深い話になるので、このへんでやめておきます(@_@;))
という教えを説いていて
後半ではお祈り部分
羯諦羯諦 (ギャーテーギャーテー)
波羅羯諦 (ハーラーギャーテー)
波羅僧羯諦 (ハラソーギャーテー)
菩提薩婆訶 (ボウジーソワカー)
というような形になっています。