法事を行う際の「初七日」「四十九日」「一周忌」など
節目毎に塔婆を立てます。
この時、生まれ変わりの象徴である「塔婆」を立てます。
なんででしょうか?
こんな話があります。
お釈迦様が悟りを開く前の前世のとき
森で捨施(しゃせ:自分の身を捨てて施す行)を行う為に獅子の前に
立ちますが、いっこうに獅子が襲ってきません。
お釈迦様はワザワザ自分の体をナイフで切り刻み
血の匂いをさせて、ついには獅子に身を捧げました。
お釈迦様がいつまでも帰ってこないので、妻が捜したところ
血の海になっている情景を目のあたりにして悲しみました。
その後妻は
「お釈迦様の生まれ変わりを信じて森の木を一本立てました」
その
「生まれ変わりを信じて立てられた木」
が「塔婆の始まり」と言われています。