3月と9月になると
「お彼岸」という声があちらこちらで聞こえてきます。
ではお彼岸は何をするのでしょう?
簡単にそして具体的に言うと
「お墓参り」です。
それ以外にも「先祖の供養」というような意味も含まれています。
昔はご住職を呼んでお仏壇でお経を読んで頂く事もありましたが
現在ではかなり少なくなったかと思います。
やはり、核家族化が進んでいる日本では
こういう風習も大切にしなくてはいけませんが
実際にお彼岸はご住職もお忙しく動いておりますし
お葬式が入ってしまえば2日間全く動けなくなってしまいますので・・。
では「なんでお彼岸にお墓参りをするの?」というと
諸説ありますが・・
ある方は
①こちらの世界を此岸(しがん)と言います
あちらの世界を彼岸(ひがん)と言います。
それが近づく時期=昼と夜の長さが同じ位の時期だから・・
②太陽が真西に沈むから「これを機にちゃんと修行をしましょう」という意味だったり
③太陽が真西に沈む、それは「西方極楽浄土に近づく」からだよという意味だったり
もっと難しい説も色々あります。
色々な説はありますが、「お墓参り」するタイミングというのはあまりないので
お彼岸だから「お墓参り」に行こうよ!という良い期間だと思います。
行けなかったりしたとしても、家の仏壇に手を合わせる
そうすることで
「自分が生きているのは、両親や祖先のおかげ」という気持ちを持てば
「自分ひとりではないのだなぁ」と感じたり、「生きている事に感謝」する事が出来ますので
そうすれば忙しい毎日の中で少しだけ自分の命は自分のモノだけではないと考えられた結果
少しは前向きに生きていく事が出来るのではないでしょうか?
(これは書いている私の見解でしかありませんが)
せっかく日本人に生まれたので、お彼岸にはお彼岸らしくする事が
良いのではないかと思います。